リミッター・マキシマイザー、聴き比べ(笑)

どうも、マサシです(`・ω・´)

前回の記事で、Slate DigitalFG-X』の感想を書いてて、「そう言えば、リミッター・マキシマイザー系のエフェクトも大分揃ったなぁ~。(というか、色々買いすぎ)」と思いました(笑)

ということで、ちょっとした実験をしてみました!(`・ω・´)=3
MIXでは欠かせないリミッター&マキシマイザーの性能の比較になります。
僕が持っている物の中から、割と有名所(?)をチョイスしてみましたw

リミッターまとめ画像(修正)

◎実験内容

主に調べるのは、各プラグインのリミッティング・マキシマイズ能力です。
実験用の2mixに対し、各プラグインをインサート。(当然、EQ等の補正は無し。)
その後、2mixのピークを鑑みて割と強めに圧縮(ゲイン・リダクション)が生じる様、各プラグイン+7.9~8dbメイクアップします。
この際、その他の機能は、(極力)使用・変更しません。(例:FG-XのITP、L3-16のPriority等)
なので、プラグインの真価が発揮出来ていない状態になると思われますが、今回は単純に音を持ち上げた際、圧縮の癖・音質変化を調べるため…と思い、ご了承くださいw

ちなみに、既にこの実験をされている方がいましたので、その手順を参考にさせて頂きましたm(__)m
(使用しているプラグインが被っているのは、その所為ですw)





では、実験開始!(`・ω・´)
最初は、何も手を付けていない2mixの状態をお聴きください。
僕の自作曲『The Bay』という曲の、サビ部分だけを抜粋しました。
元の音源がショボくて申し訳ないです…www

サンプル音源:The Bay(2mix)

では、プラグイン名をアルファベット順に聴き比べていきましょうw


●Nomad Factory - 『A.M.T. Multi Max』

サンプル音源:AMT Multi Max(+8db)

1番手は、Nomad Factory 「Analog Mastering Tools」より、『A.M.T. MULTI MAX』です。
AMT Multi Max
3バンドのブリックウォール・リミッター&ラウドネス・マキシマイザー。
音圧稼ぎと同時に、アナログ風味を付加してくれます。


アナログ風味を売りしにしているだけあって、味付け濃いめですねw
全体的に、音の輪郭が丸っこくなる印象。
付加される暖かみ(サチュレーション?)は良いのですが、少し音像がぼやけるのが気になるかな…。
このプラグインをミックス・マスタリングで使用する際は、ちょっとした味付けに留めるのが吉?(笑)


●Cakewalk - 『Boost 11』

サンプル音源:Boost 11(+8db)

SONAR付属のリミッター『Boost 11』です。
Boost 11
SONAR付属のリミッター。(シングルバンド)
波形が表示されており、どのくらいリミッティングされたかが分かり易い仕様となってます。
正直、あまり良い評判を聞かないが…その実力やいかに!?w


う、うん…何というか、無理してる感がちょこちょこ見受けられますね…w
音にガッツ感が出るのは良いと思いましたが、突っ込みすぎると簡単に音が割れそうな感じ。
肝心のリミッティング能力は低め…か?w


●IK Multimedia - 『Brickwall Limiter』

サンプル音源:Blickwall Limiter(+8db)

IK Multimedia「T-Racks CS」より、『Brickwall Limiter』です。
Briclwall Limiter
クリーンで味付けの無いリミッター。(シングルバンド)
地味ながらも、地味に定番製品。(?)


クリーンだなぁ、と思いました。(小並感)
今回は「Clean」モードで使用していますが、他にも複数のタイプから風味(?)を選択可能です。(アナログ・ライクな音も出せるよ)
クリーンではありますが、T-Racks系特有の音がありますので、全く無味無臭という訳ではない…かな?w
リミッティング能力は高く、ちょっとやそっとでは通しません。
圧縮具合も無理ない感じで、元の音像の保ちつつ持ち上げてくれてる感じですね。


●IK Multimedia - 『Classic Clipper』

サンプル音源:Classic Clipper(+8db)

引き続き、IK Multimediaより『Classic Clipper』です。
Classoc Clipper
リミッティングの際、微妙に歪みを加える事によって、暖かみを出す「クリッパー」と呼ばれるタイプのエフェクト。
構造的にはリミッターと同じ。やはりシングルバンド(笑)


Brickwall Limiterの方ばかり使っていたから、こちらはあまり使った事なかったのですが…これ、良いですねw
クリップすると言っても聴覚上、音割れしている感じはないし、前のブリッくんと比較して、音の角が良い感じに取れています。
AMT Multi Maxと同じ様なアナログ・テイストを付加してくれますが、こちらの方が音の輪郭が明確です。


●Nomad Factory - 『E-3B Maximizer』

サンプル音源:E-3B Maximizer

Nomad Factory「Essential Studio Suite」より、『E-3B Maximizer』です。
E-3B Maximizer
3バンド・マキシマイザー。
Essential Studio Suiteに含まれるプラグインはどれも癖が無く、扱いやすいが…?(笑)


そもそも、リミッターとマキシマイザーは動作が異なるから、比較に少々困りました(苦笑)
マキシマイザーという観点から見ると…うん、「嫌味無く、味気無く」と言った感想w
全体的にグッと持ち上がってます。
今回の検証では出力を上げただけなので、どうもバランスが悪く「音が散らかった」印象ですが、もっと設定を弄れば普通に使えそうですね。
音圧感があるので、その用途では活躍出来そうw


●Flux:: - 『Elixir』

サンプル音源:Elixir(+8db)

Flux::の一風変わったリミッター『Elixir』です。
Elixir.jpg
「Stages」という機能により、不自然なコンプレッション感を感じさせない革新的なリミッター。
その実力や、いかに…!?(笑)


え~…今回の実験で使用しているプラグインには、マルチバンドの物が沢山ありました。
シングルバンドとマルチバンドでは、単に出力を上げただけでも音に差が出てきます。
ので、(ちょっと構造が違うけど)シングルからマルチまで対応しているElixirには、特別にマルチバンド(?)での設定で臨んでもらいました。(一番、分解能の高いStages=4の設定。)

それで、結果はというと…
うわ、綺麗に持ち上げますなwwwデュフwww
音圧感は物足りなさを感じますが、ここから更に突っ込んでも音像が劇的に変化しない辺り、流石ですw
強いて欠点を言うなら、分解能(Stages)を高く設定し過ぎて、やや纏まりに欠けるくらいか(笑)
実際にマスタリングに使うなら、Stages=3がベストっぽい?(´・ω・`)


●Slate Digital - 『FG-X』

サンプル音源:FG-X(+8db)

さて…ある意味今回の日記の本命(笑)、Slate Digital『FG-X』の登場ですw
FG-X.jpg
謎技術をフル稼働した、(色んな意味で)鬼の様なリミッター&マキシマイザー。
今回は使用していないが、コンプも付いている。


Foooo!Amazing!
流石、謎技術で馬鹿みたいにCPU喰ってるだけあるわwww
音圧感と音質(&音像)の両立が素晴らしく、聴いていて気持ちの良い音。
やはり欠点は動作の重さですが、改めてこうやって比較・検証をしてみると頭一つ抜けた性能だと感じましたw
もう全部こいつ一人でいいんじゃないかな。


●WAVES - 『L3-16』

サンプル音源:L3-16(+8db)

ド定番マキシマイザー、WAVESの『L3-16』です。
L3-16(+8db).jpg
16バンドという凄まじいバンド数により、クリアな音質で音圧を稼ぐ事を可能にした、マキシマイザーの金字塔!
そして、ある意味「音圧競争の戦犯」(笑)
ぼちぼち古参扱いされかけているが、その実力は…?w


うむ、L3-16の音だ(笑)
流石にバンド数が多いだけあって、ただ出力を上げただけでも効果が見受けられますね。
上手い具合に、綺麗に音がバラけます。それでいて、纏まりもある。
何だかんだ言われつつも、やっぱり安定感があるますね~(笑)

そこを敢えて否定的に捉えると、「バランスが良すぎて、つまらない音」とも言える?
何にせよ、一般のリスナーにはあまり関係の無い話だと思いますので(笑)、ここは素直に「バランスの良い音」と思っておきますw


● BBE Sound Inc. & Nomad Factory - 『L82 Loudness Maximizer』

サンプル音源L82 Loudness Maximizer(+8db)

残すはあと2つ、BBE Sound Inc.がNomad Factoryと共同開発した『L82 Loudness Maximizer』です。
L82 Loudness Maximizer
シンプル操作でラウドネス感の最適化を実現する、マルチバンド・リミッター・プラグイン。
これが含まれている「BBE SOUND – SONIC SWEET」には、他にも毛色の違う2種類のマキシマイザーをバンドル。
今回は、マルチバンド・リミッターという普遍的なタイプのL82を使ってみました。


まず、一聴して他のプラグインとの違いが分かるラウド感。
アウトロ等の楽器数が少ない箇所以外、音がパンパンでバランス云々の問題ではないw(辛辣)
率直に言うと、うるさい(笑)
ですが、インサートしただけでも少しラウドするので、この特性は結構使えます。
これでレベルは稼がず、インサートするだけに留めておけば、活躍の場は多いと思いますよ(ニッコリ


● PSP Audioware - 『Vintage Warmer 2』

サンプル音源Vintage Warmer(+8db)

今回最後のプラグイン、PSP Audiowareから『Vintage Waremer 2』です。
Vintage Warmer 2
アナログスタイルのコンプレッサー・リミッター・EQを複合化した、ミキシング・マスタリング向けツール。
簡単に音圧を稼げる事で人気があるプラグインです。



今回の音源では、真ん中の「DRIVE」つまみだけ回してみました。(アウトプットは-0.1dbに設定)
このプラグインはテープ系のアナログテイストを付加してくれるのですが、これのおかげでパンチが効いたサウンドになっていますね。
まぁ、加減次第でしょうが…ちょっと今回は効かせ過ぎて、音が汚い印象もあるかも?
ですが、やはり音圧稼ぎの人気プラグインだけあって、音圧感が出ますね。




……
以上で、全プラグインの紹介は終了になります。
数が増えすぎて「後発の物=質の高いプラグイン」と半ば自己暗示めいた物に掛かっていた所もありましたので(苦笑)、今回の実験・検証はなかなか目から鱗な部分も多かったですw

人によって好きな音・嫌いな音は様々でしょうが、あえて僕の個人的な視点で総評…というか、まとめを書かせて頂きます。

※極・私的ランキング※

最優秀賞:FG-X
二位:Elixir
三位:L3-16さん


…という感じですw
やはり性能的にはFG-Xが頭一つ抜けてる印象を持ちました。
ただ、負荷の面も考慮した「使い勝手」の面も含めると…次点のElixirは僅差で二位、かなぁ。
三位になっているL3-16さんですが、性能的にはElixirとほとんど差は無いと言ってもいいかも。
要するに、様々な面から考慮すると、この3者は団子状態です(笑)
用途・状況に合わせて使い分けますw

以上、リミッター・マキシマイザーの聴き比べは終了!(`・ω・´)
あまり為にならない実験だったかもしれませんが(笑)、最後まで読んで頂き、ありがとうございましたm(__)m
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