Acustica Audio 『Amber2』

どうも、マサシです(`・ω・´)
何だかんだと更新が一月以上空いてしまいました…(苦笑)
またこれから年末にかけて忙しくなってくるので、ブログの更新が(いつも以上に)停まりがちなるかと思いますが…何卒、宜しくお願いいたしますw m(__)m

さて、早速本題に…の前に、とりあえず作った曲の紹介だけさせて頂きます(笑)

赤羽根の娘
作詞・作曲・編曲:マサシ




赤羽根の娘 君は美しくはない
垢抜けない容姿 沁み付いた方言が
あぁ 俺を惑わす
何故に 惑わすのだ

「あなた、まるで風の様な人ね」と言い
拙いキスを交わした浅い夜に 俺は発つ
君を置いて
俺はひとりきり

君は言ったね
この地でしか生きられないと
だから さよならと
泣いて、泣いて、泣いて、泣いて
泣いて、言ったんだ

君は 凪の様な優しい人
だけれど 優しくも、残酷な人




『#深夜の2時間DTM』で制作した曲です。
”テンションコードを用いた曲”というお題だったので、安易ですが(?)、昔に作ったボサノバ風の曲をリメイクしてみましたw(無駄にSoundCloudにコード進行も記載していますw)
歌詞を一部変えた事をすっかり失念していた為、実際に歌っている歌詞と異なる部分があったりしますが…ここで表記してあるのが正式版になります。
地味に歌い難い曲でして、いつも以上に歌唱が酷いですが…お暇でしたらどうぞ(苦笑)



では、曲紹介もチャッと済ませたので、本題に入ろうと思います(`・ω・´)=3
今回ご紹介させて頂くのは、色んな意味で(一部)話題のAcustica Audioより『Amber2』のご紹介です!

Amber2__Trial__5568711f93756.png


Acustica Audioについて(かなり省略)

12493891_915180188558981_3927344654663584811_o.jpg

まず始めに、Acustica Audioについての簡単に紹介を入れよう…と思いましたが、以前に書いた

Acustica Audio「Acqua Plugins」のプリアンプを比較してみました(笑)(←記事へリンクしています)

で説明していましたので、ここでは割愛させて頂きますw

とはいえ、一応すっごい大雑把に説明をすると…

・IR(インパルス・レスポンス)データを使って様々な名機をモデリングしている
・GUIがやたら凝ってる
・音は良い反面、CPU負荷高め&動作不安定な物が多い
・時折、謎のネタに走る(主にマニュアルで)

…大体こんな感じのデベロッパーという認識で大丈夫かと思いますw
まぁ、色々とアクが強いデベロッパーではありますが、それ故に「次は何をやってくるのか?」が楽しみではあります(笑)

一昔前に比べて認知度は上がってきたかな?とは思いますが、今でもマイナーなデベロッパーという印象は拭えませんねw
とはいえ、Studio One 3.2から実装された『Mix Engine FX + Console Shaper』の技術提供者として、Slate Digital・Softubeといった有名所にシレっとAcusticaも混じっているのを見るに、ジワジワと勢力を広めてきた感はあります(笑)
しかし、Studio One 3.2発表の時にやまちゃさんが話題にしてたこの画像…今見ても絶妙なコラ臭が…w
Console Shaperにはまだ本家以外のプラグインは追加されていませんが、Acusticaはどんな物を作ってくるか楽しみにしております(笑)
Console Shaper-2





Amber2

amber_core7_teaser_003 (1)

Acusiticaについて簡単に説明した所で、今回の主役の話題に入りますw
このAmber2は、現在も続々と新作が発表されているAcusticaの主戦力「Acqua Plugins」シリーズの中でも結構な古参?です。
モデリング元は…最早隠す気0!Avalon Design「AD2055」で間違いないでしょう(笑)

※AD2055(実機)。神々しい…。
ad2055-front-lights.jpg

Amber2の価格は€99と、Acquaシリーズの中でも比較的安価な部類。
Avalon Designのモデリングは僕の知る限りはAmber2以外に無さそうなので、このプラグインはかなり貴重かと思われますw


CPU負荷・安定性について

さて、肝心要の音質について…の前に、まずはAcusticaプラグイン最大のネック(?w)であるCPU負荷について言及しておこうと思います。
という事で、各サンプリング・レート毎のCPU負荷を無駄にGIFアニメで一覧にしてみました(笑)

Amber2負荷

ちゃんと確認出来ますでしょうか…?w
Acusticaプラグインは特性上、スイッチON/OFFを切り替えて使用するのですが、上記のGIFアニメは全スイッチONの状態となります。
96kHzでの使用が推奨されていますが、やはり高サンプリング・レートになるとかなり重たいですね。
また、上記画像はシーケンサーを再生していない状態の物ですので、再生しながらだと更にCPU負荷が増加するとお考えください(笑)
しかし、プラグインを挿した時のデフォルト状態(プリアンプのみON)だと、もう少しCPU負荷が下がります。
なので、プリアンプのみを目的で使用する場合は比較的軽い?方だと思いますw (Amber2はプリアンプの音が魅力的なので、僕はプリアンプだけで使う事が多いですw)

Acustica製品の問題点②(笑)である安定性に関してですが、Amber2はかなり安定しています
CPU負荷のブレ(突発的なスパイク)も少なく、変な言い方ですが安心して使えるプラグインではないでしょうか?(笑)

プラグイン・レイテンシーについては、まぁ…これは仕方ないと割り切って使っていますw
Amber2には通常版と低レイテンシーの「ZL」がありますので、プラグイン・レイテンシーが気になる方はZL版の使用をオススメします。
…ただ、ZL版の方は通常版よりもCPU負荷が若干高めになりますので、その点はご注意をw(上記GIF参照)



プリアンプ部

amber_003-S.png

それでは、次は音質面の話題について。
大抵のAcqua Pluginsにはプリアンプ機能がついており、これがAcqua Pluginsの魅力の一つではないかと考えています(`・ω・´)
Amber2のプリアンプは、GUI中央にある琥珀を模した部分がそれに当たります。(黄色に点灯している時がON・消灯時はOFF)
インプット量に依って黄色橙色と色濃くなっていく為、どれくらいサチュレーションが掛かっているのかが視認し易いですねw

ちょっと気になったので、1kHzのサイン波を使用して倍音構成を調べてみました。

●1kHzのサイン波
サイン波 1kHz-L

●Amber2のプリアンプON時
Amber2 サイン波


※オマケ:Amber(無印)のプリアンプON時
Amber無印 サイン波-L

一応、Amber(無印版)の倍音構成も調べてみましたが、大分違いますねw
Amber(無印)は2kHz・3kHzにチョロっと倍音が付加されるのに対し、Amber2は2kHz3kHz5kHzに加え、20Hzから下にかけてノイズフロア(?)の様な物が付加される仕様になっていました。

こうして視ると、Amber2の方が掛かりが強く、音の変化が大きく感じる…はずだと思うのですが、自分で弄っている時はAmber(無印)の方が音質的な変化が大きく感じます。(理由は分からないけどw)
ちなみに、Amber(無印)はややザラザラした質感なのに対し、Amber2はややスベスベした感じです(笑)
キャラクター自体は似た物を感じるのですが、どちらが好みかは人に依るかな?と思いますw


●デモ音源
では、いつも通りデモ音源を作ってみたので、実際の音の変化をお聴きください(笑)

●バイパス状態




●全トラックにAmber2をインサート&プリアンプON



以前もそうでしたが…相変わらず変化が分かり難いかと思いますので、ヘッドフォンでの視聴をオススメします(笑)

ピアノ・ドラム各種・バイオリン・コントラバス・グリッチっぽい音…の各トラックに加え、FXチャンネル(リバーヴ・ディレイ)の後段にもAmber2をインサートしてみました。
パッと聴いて変化が分かり難いですが、Amber2をインサートすると重心が下がった様に感じられるかと思います。(床をダンッ!と鳴らす音が聴き取り易くなっている)
これは上記「倍音構成」で見られた低域のノイズフロア?が関係しているのではないか…と推測していますw
また、Amber2は強くサチュレーションを掛けるとモッタリとした音になる為か、若干アタック感が削がれ、耳に優しい音に変化している気もしますw
この特性上、リバーヴ等の空間系エフェクトの後段に掛けるとなんとも品の良い感じになるのでオススメです(笑)

この様に、Amber2のプリアンプの音は若干「鈍い」印象があるものの、まったりとした上品な音が魅力的!(`・ω・´)b
実機を使った事がないので、これがAvalonサウンドかどうかは分からないのですが…色々とサチュレーター・プラグインを触ってきた身としても、Amber2の音は唯一無二の個性を感じますw


Amber2に限らず、Acqua Pluginsのプリアンプは実際に付加される倍音以上に、奥行き(音像)・アタック感の変化、輪郭強調など、様々な効果がある様に感じます。
効果の大小は様々ですが、Acqua Pluginsはそれぞれ個性的なプリアンプが搭載されているので、新作が出るとまずはプリアンプ部の音質チェックをするのが習慣になっています(笑)



EQ部

3_banda2.png

続いて、EQ部の説明に移ります。
Amber2はモデリング元・AD2055を完全に模している…という訳では無いようでして(笑)、微妙に仕様が変更されています。
F1 & F4(シェルビング部)はパッシブF2 & F3はアクティブ…という大まかな構造は模してあるのですが、「ゲイン量の調整幅」と「指定可能な周波数」が異なります。
…って、コレらが異なったら違う物にも思えてきますが(笑)、やっぱり共通している所もちょこちょこありますw
Amber2は実機よりも総じてゲイン調整の幅が狭く、F2 & F3の指定周波数を10倍にする「×10」を押しても全く別の周波数になったりと微妙な仕様変更が成されていますw
敢えて実機とは設定周波数を変えている意図は不明ですが…まぁ、大方「大人の事情」絡みじゃないかな?と推測しています(笑)

では、まずは各バンド毎のEQの挙動を調べてみたので、そちらをご覧ください。
…まぁ、マニュアルに記載されているのですが、そんな事も露知らずにせっせと画像を拵えてしまったので(苦笑)、ここでは自分で調べた物を載せておきますw

●F1 (ロー・シェルフ&ピーキング)
Amber2 LowSel-L
Amber2 LowPeak-L

実機のパッシブ部を模したロー・バンドはこの様になっているみたいです。
こうして見ると、結構ワイドレンジなんですね。
このF 1(及びF 4)は不気味なくらいスムースな掛かり方で、ついついに盛ってしまいがちですw
そんな風にブーストしてしまいがちなのですが、カット方向に於いても相当強力!(`・ω・´)
フィルター(ハイパス・ローパス)入れるとなんだか音質変わっちゃうなぁ…なんて時は、Amber2でシェルフ・カットする時が多々ありますw


●F2 & 3 (ミッドバンド・ピーキング)
Amber2 Peak F23-L

画像が適当で申し訳ありませんw
通常と「×10」併用時それぞれのグラフを作る気力が湧かなかったので(苦笑)、ワイド・カーブ&ナロー・カーブの2つのみです…w
このF2 & 3も実機を模したアクティブEQ部となり、プリアンプと併用すると中々ホットな出音で良い味を出しています(笑)
F1 & F4のパッシブ部に比べてややザラついた質感でして、パッシブ部とクロスオーバーさせてPultec系みたいな使い方(同一周波数のブースト/カットを同時に行う)をするのも面白いですね。


●F4 (ハイ・シェルフ&ピーキング)
Amber2 HIgh Shelf-L
Amber2 HIgh Peak-L

最後はF4のパッシブ部。
最初は「F1を反転しただけでしょ?」と思ってましたが、シェルフは結構カーブの形が違いました(笑)
こうしてグラフで見てみると、シェルビングというよりも、ワイドなピーキングの様に見えますね。
マニュアル記載のグラフも同様に超高域が落ちているので、Amber2は超高域がロールオフしているっぽい?ですw(詳細不明)
このハイシェルフもまた不気味なくらいスムースな掛かり方をするので、かなり大胆なブースト/カットが可能。
個人的にはこのF4でハイシェルフ・カットをするのが大好きです(笑)

●デモ音源

一応デモ音源も用意しましたので、宜しければどうぞw
上記の音源に加え、最後がEQ処理を施した音源となります。



各トラックの細かい設定まで書き出すとキリがないので割愛させて頂きますが(笑)、何となく雰囲気を味わって(感じて)もらえたら幸いですw
今回はデモ曲がデモ曲なので、低域の豊かさをアッピル(ブロント語)する方向に設定しましたw
プリアンプも併用していますので、バイパス状態の物と比べて「暑苦しい」印象を持たれるかもしれません(笑)

う~ん…EQ部のデモ音源を作るのは地味に難しい…(苦笑)

細かい設定を書いていないので、効果の程がいまいち伝わらないかもですが…やはり、Amber2の白眉はシェルフ部ではないかと感じます。
プリアンプ部との相性も相まり、他のプラグインでは再現し辛い独特な美麗さが素晴らしいですw
前述した様にやや暑苦しくて鈍い音に感じられるので、必ずしもオールジャンルに適したEQとは言えないかもしれませんが、とりわけ生音系楽曲(スローなバラード等)では心強い味方になってくれるでしょう!(`・ω・´)



終わりに

以上、Acustica Audio『Amber2』のご紹介でした。
Acusticaファンという事もあり、ずっと前から「書くぞ!」と決めていたのですが…大分遅くなってしました(苦笑)

現時点でリリースされているAcquaシリーズ(ディスコン物を除く)は全部所持していますが、その中でもAmber2は抜群に使い勝手が良いです!
値段・CPU負荷(そこまで軽くはないけどw)・安定性(そもそも安定していないのもどうかと思うけどw)・音質…どれも高水準に纏まっており、これからAcustica製品の導入を考えておられる方に最もオススメ出来るプラグインではないかと思いますw
気になる方は、是非デモ版の試用を!(笑)


それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございました!m(__)m

関連記事
該当の記事は見つかりませんでした。

5 Comments

YK says..."こんにちは。"
いつも拝見しております。

今後はインスト曲のみを公開されては如何でしょうか?
正直なところ、これでは今まで紹介している数々のプラグインが泣くと思います。

プラグインの紹介をする前に、ボイストレーニングの日記でも書いてみたらどうでしょうか。

以上です。
2016.11.05 17:18 | URL | #- [edit]
たか says..."AROUSORについて"
はじめまして。
記事とは関係ないのですが(Twitter等やっていないので…)
マサシさんAROUSORって使ったことありますか?
ttp://www.empiricallabs.com/arousor.html

メーカであるEMPIRICAL LABSはアウトボードメーカーとしてサウンドハウスとかでも見るのですが、
VSTのAROUSORも変なパラメータが色々ついてておもしろそうです。
もしご興味あったらぜひぜひ。

黒金なのに値引きする気は一切なさそうなのですが…
2016.11.21 22:32 | URL | #- [edit]
マサシ says..."Re: AROUSORについて"
>たか様

はじめまして!
コメント、ありがとうございます!

AROUSORの事はもちろん(?)存じております!
…というか、既に持っています(笑)
アタックの微調整・パラレルMIX・サイドチェインEQなどの実機には無い機能が付いており、非常に使い勝手が良いプラグインです。
もちろん、音質もかなり良いですw
柔らかくスムースな掛かり方が素晴らしいと感じていますw

僕が購入したのは黒金前だったので、黒金当時はどうだったのか分からないのですが…少し前に20周年記念だかで20%OFFセールをやっていましたので、Duendeみたいに滅多にセールやらなさそうですね…。(本家系は結構渋る傾向にある?w)
お値段もプラグインとしてはちょっとアレなので中々手が出し難いですが、品質にその価値はあると思いますw
2016.12.03 17:16 | URL | #- [edit]
たか says...""
お返事ありがとうございます!お持ちだったんですね!
見にくい以外はいいコンプですよね…w
自分はRed2と合わせてピアノに微妙に使ってやると惚れますw

マサシさんや中川さんのせいでAcusticaのものが欲しくてしょうがない病になってますが、なんとか今年も耐え抜きました!
これからもレビューなど楽しみにしてます!
2016.12.05 01:38 | URL | #- [edit]
マサシ says..."Re: タイトルなし"
いえいえ!
こちらこそ、返信が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした…w m(__)m

主要ノブは大き目なのでまぁ何とでもなると言えばそうなのですが、やはり見辛さはありますよねw(アナログエミュの宿命かもですけどw)
AROUSORは個人的に大好きな音色なので、多少値は張りましたが買って良かったと思えます(笑)
あのニュルンッとした感じがアコースティック系と相性抜群だと思っていますw

他のDistressorエミュ物ですとSly-Fiのを持っていまして、まぁ…正直、音質的にも似た様な感じと言えばそうなのですが(噂ではSKnoteのエミュもかなり近いクオリティーらしいですw)、AROUSORは機能面で色々と追加されているのが嬉しいですね(`・ω・´)
サイドチェインEQとの組み合わせで色んな使い方が出来ますし、マスターやAUX用のサチュレーターとしても良し…と、見た目の割にかなり万能手なのが素晴らしいですw

Acusticaは近頃…具体的にはCore 9準拠で作られた新作(Coral・Lime)は凄まじい物を感じますw
Prime Studioとコラボした事が発端で、本家でも本気を出し始めた…らしいです(笑)
なんとか耐え抜いた所で申し訳なさがありますが、ここ最近のAcusticaは割とマジで素晴らしいので…機会がありましたら是非!w
2016.12.06 23:47 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://masashi365.blog.fc2.com/tb.php/125-e264c9c3